「絵コンテの描き方はどんな感じ?」
映画、CM、アニメの動画制作でよく耳にする「絵コンテ」。
なんとなく耳にするものの、絵コンテがどんなものでどんな役割を果たすのか、イマイチよく分からないですよね。
今回はそんな方に向けて、「絵コンテ」とはどのようなものか、その役割や描き方などを中心に簡単に解説します。
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「絵コンテ」とは?
「絵コンテ」とは、映像制作の初期段階で用いられる重要な設計資料のことを指します。
絵コンテは映画やアニメーション、CMなどの動画制作において、シーンの構成や動き、演技、セリフ、さらにはカメラのアングルまで具体的に指示することで、制作過程の効率化とクオリティの向上を図ります。
動画の全体像を視覚的に捉えられるため、制作チームが一貫したビジョンを共有するのに役立ちます。
この絵コンテでは各カットの詳細なレイアウトが描かれ、それに伴うト書きやセリフ、必要な効果音やBGMの情報が添えられます。
また、それぞれのカットに必要な秒数も記載されており、動画の流れを時間的にも制御します。これにより撮影前に内容の修正や改善をしやすくなり、無駄な作業を減らすことが可能です。
なお絵コンテのスタイルはプロジェクトによって異なり、手描きのラフスケッチから詳細に描かれたものまで様々です。
特に複雑なVFXが必要なシーンや、精密な動きを要するアニメーションでは、この工程が制作全体の質を左右するケースもあります。
絵コンテの役割
絵コンテの主な役割は以下のとおりです。
①映像のビジュアル化
絵コンテは映像制作における重要なビジュアルガイドです。
この絵コンテを活用して映画やアニメ、CMなどの映像作品の具体的なシーン構成、キャラクターの動き、カメラワークを事前に描き出します。
絵コンテがあることで、制作チームは映像の全体像を視覚的に捉え、共有しやすくなります。
②コミュニケーションの向上
絵コンテは制作過程でのコミュニケーションツールとしての役割も担います。
制作チーム内やクライアントとの間で、映像内容に関する理解と合意を形成するのに役立ちます。
具体的なビジュアルが示されることで、意見の相違や誤解を未然に防ぎ、制作がよりスムーズになります。
③制作の効率化
絵コンテは映像制作の効率を大幅に向上させるツールです。
事前に詳細なプランニングを行うことで、撮影やアニメーション制作の際の時間とコストを節約できます。
また不必要な撮影・編集を減らすことで、全体の制作スケジュールを効果的に管理できるようになります。
絵コンテを書くにあたっての準備事項
動画制作において絵コンテは、映像の内容と流れを具体化するための重要なステップです。
効果的な絵コンテを作成するために、まずは下記準備を済ませましょう。
制作目的の明確化
絵コンテ作成前に、まず動画の制作目的をはっきりさせます。
動画が目指すべき方向性が明確になり、制作過程での認識のズレを防げます。
たとえば製品の魅力を伝えるための販売促進ビデオであれば、その点を強調するシーンの割り当てが重要です。
ターゲットオーディエンスの特定
次に、どのターゲット層にアプローチするかを決定します。
ターゲットによって動画のテーマやトーン、メッセージの伝え方が変わってきます。
ここで具体的な年齢層や興味関心、行動パターンを理解することが重要です。
ターゲットが明確になると、動画の演出や内容がより鮮明に描かれます。
メッセージの絞り込み
伝えたい中心となるメッセージを一つに絞り込みます。
複数のメッセージを詰め込むと視聴者が混乱しやすく、印象に残りにくくなります。
よって一つのクリアなコンセプトに集中することが効果的です。
このメッセージは絵コンテの各シーンに反映され、動画全体のガイドとなります。
配信プラットフォームの選定
動画を配信するプラットフォームを決定します。
プラットフォームによって最適な動画の長さやフォーマット・解像度が異なるため、前もって適切な媒体を選定することが必要です。
たとえば、SNS向けの動画は短くてダイナミックな内容が求められることが多いです。
参考資料の収集
制作する動画のスタイルや雰囲気を決めるために、参考となる映像や画像を集めます。
これにより絵コンテのビジュアルイメージを具体化し、チーム内でビジョンを共有しやすくなります。
また、アイデアを形にする際のインスピレーション源ともなります。
台本の準備
セリフやナレーションが含まれる場合、事前に台本を用意しておくことも重要です。
台本は絵コンテのシーン構成に直接影響を与え、映像の流れをスムーズにするための基盤となります。
台本には伝えたいメッセージが適切に組み込まれているか確認し、必要に応じて修正を加えましょう。
絵コンテの描き方・手順
効果的な絵コンテを作るための大まかな手順は以下のとおりです。
ステップ①:シナリオの準備
動画の全体の流れを把握するために、まずシナリオを用意します。セリフやナレーション、それがどのシーンに属するかを記していきます。
このシナリオが、絵コンテで各シーンをどう描くかの指針となります。
ステップ②:カット割りの決定
シナリオをもとにして、各シーンのカット割りをします。
この段階で、どのような映像が必要か、カメラの位置、人物の動きなどを詳細に定めます。
こうすることで動画のリズムや動きを、より計画的に作り上げられます。
ステップ③:絵の描画
シナリオとカット割りにもとづいて、実際の絵コンテを描いていきます。
ここで大切なのは、絵の上手さよりも”内容のわかりやすさ”です。
各シーンが何を表しているのかが一目で理解できるよう、シンプルで明瞭な絵を心がけてください。
テロップや特殊効果が必要な場面は、それも記入しておくと良いでしょう。
絵コンテを描くときの注意点
絵コンテを描くときは、次のポイントに注意しましょう。
メッセージを明確にする
絵コンテを作る際は、まず何を伝えたいのかを明確にすることが非常に重要です。
複数のメッセージを一度に伝えようとすると、内容が散漫になりがちです。
伝えたい核心を一つまたは二つに絞り込むことで、視聴者にとって理解しやすい内容になります。
セリフやナレーションが適切な長さ・内容かを確認する
セリフやナレーションは、実際に音読してみることで適切な長さと内容かどうかを確認します。
文章で見ると問題ないように思えても、実際に声に出してみると不自然な部分が見えてくることがあります。
リズムや言葉の選び方にも注意を払いましょう。
飾り過ぎないクリアな絵を心がける
絵コンテは美術作品としての完成度を追求するものではありません。
重要なのは、情報を簡潔にわかりやすく伝えることです。
過度に装飾的でないクリアな絵を心がけ、制作チームが理解しやすいようにすることがポイントです。
各シーンに割り当てる時間を適切に管理する
絵コンテを作る際には、各シーンに割り当てる時間を適切に管理することも大切です。
シーンごとの長さがプロジェクト全体の流れにどのように影響するかを考慮し、バランス良く構成を組み立てます。
制作過程での変更に柔軟に対応できるようにしておく
絵コンテはあくまで「プラン」です。
制作過程での変更に、柔軟に対応できるようにしておくことも重要です。
現場でのアイデアや状況に応じて修正が必要になる場合がありますので、その都度適切に調整する必要があります。
まとめ~「絵コンテ」の意味と役割を押さえよう~
「絵コンテ」は映像制作の計画段階で欠かせないもので、効率的かつ効果的な映像を制作するために中心的な役割を果たします。
絵コンテがあるおかげで制作チーム全員が一貫したビジョンを共有し、映像の質を最大化しながらコミュニケーションを向上させられ、作業をスムーズに進められます。
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