「テレビCMの値段はどうやって決まる?」
「テレビCMを放映するための値段を知って費用対効果の高いCM動画を制作したい」
インターネットや動画プラットフォームに押され気味ではありますが、テレビCMはいまだに大きな影響力を持っています。
若年層のテレビ離れは顕著になりつつあるものの、テレビに慣れ親しんできた世代は親しみを持って視聴している方も多くいます。
企業や商品、サービスのPRとして、まだまだ大きな市場規模を抱えるテレビCMで効果的に打ち出すためにどれくらいの値段がかかるのか、情報をお求めのご担当者もいらっしゃるでしょう。
本記事では、テレビCMの値段を制作費と放映費それぞれで解説します。
値段を抑えて少ない費用でも放映できる方法についてもまとめているので、ぜひCM制作の参考にしてくださいね。
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目次
テレビCMにかかる費用:制作費用と放映費用
まず、テレビCMの値段には、CM動画自体の制作費用と、制作した動画を放映する費用の2種類があります。
テレビCMの制作費用
テレビCMを作るためには、まず制作費用がかかります。
この費用は、CMの内容やクオリティ、使用する技術や材料、参加するスタッフの人数によって大きく変わります。
簡単なアニメーションや実写映像であれば、数十万円からでも制作可能ですが、高度な特殊効果や有名人を起用する場合は数千万円以上になることも珍しくありません。
制作費用には、企画立案、脚本作成、撮影、編集、音楽の権利料など、CMを作るためのあらゆる工程が含まれます。
そのため、CMを制作する際には、どのような映像を目指すのか、目的に合った予算計画を立てることが重要です。
テレビCMの放映費用
テレビCMを実際に放送するためには、放映費用が必要です。
放送するテレビ局や時間帯、CMの長さによって異なり、特にゴールデンタイムや特定の人気番組の中で放送する場合は高額になりがちです。
例えば、全国ネットでプライムタイムに15秒のCMを放送する場合、数百万円から数千万円の費用がかかることもあります。
地方局や深夜時間帯ならば費用は抑えられますが、それでも効果的なCM放送を目指すなら、放映費用に見合った戦略を考える必要があります。
また、長期にわたってCMを放送する場合や、複数の局で放送する場合は、それだけ放映費用も増加します。
CMの放映計画を立てる際には、目的と予算を考慮して最適な放送局や時間帯を選びましょう。
テレビCMは3種類ある
タイムCM | スポットCM | SAS (Smart Ad Sales) | |
---|---|---|---|
最低秒数 | 30秒〜 | 15秒〜 | 15秒単位 |
放映期間 | 2クール(6ヶ月間) | 2週間〜1ヶ月 | 購入枠ごと |
放送エリア | 全国/各放送局 | 各放送局 | 全国32放送局 |
購入タイミング | 年2回 | 都度 | 都度 |
価格ベース | 番組ごとの価値や基準 | GRP (述べ視聴率) | 放映枠ごとの設定価格 |
特徴 | ・長期的に放映することで認知度の向上を狙える ・限られたCM枠に出稿できる番組スポンサー企業という認知と信頼性の構築 |
・必要なときに必要な情報を届けられる ・放映曜日や時間帯をターゲットに合わせられる |
・15秒というコンパクトな放映枠で少ない予算でもCM放映できる ・企業がピンポイントで放送枠を購入できる |
タイムCM
タイムCMは、特定のテレビ番組のスポンサーとして、番組の前後に企業名が表示される形式の広告です。
番組提供とPT(Participating commercial)の2種類があり、前者は「この番組は○○の提供でお送りします」という形で企業名がアナウンスされるもの、後者は提供表示を行わないタイプです。
タイムCMには全国を対象としたネットタイムと、特定地域限定のローカルタイムがあり、放送エリアや番組の視聴率に応じて料金が変動します。
ネットタイムでは全国の系列局を通じて広告が放映され、より広い視聴者層にアプローチできる反面、コストは高くなります。
ローカルタイムは地域密着型のスポンサーに適しており、ターゲットを絞った広告戦略に有効です。
スポットCM
※出典:ビデオリサーチ
スポットCMは、特定の番組を指定せず、様々な時間帯や番組間で流れる形式の広告で、新商品のプロモーションや短期間のキャンペーンに適しています。
タイムCMとは異なり、短期間での放送が可能で、柔軟に広告戦略を展開できる利点があります。
特に新商品の発売やイベントの告知など、特定の時期に集中して宣伝を行いたい場合に有効です。
SAS (Smart Ad Sales)
SAS (Smart Ad Sales) は、新たな形態のテレビCMで、15秒単位で放送枠を購入できるシステムです。
放送枠や日によって価格や本数が設定され、WEB上でセールス状況を確認しながら必要な放送枠を選択できます。
SASは、特に新商品の発売日やイベントの告知など、特定のタイミングでCMを放送したいと考えている企業にとって、柔軟かつ効率的な広告手段になるでしょう。
テレビCMの制作値段や費用相場
テレビCMをはじめ、CM動画とひとくくりにしても、いくつかの種類があります。
まずは、制作の方法やクオリティごとに制作に必要な費用相場を見てみましょう。
アニメーションCM | 50万円〜300万円以上 |
---|---|
実写CM | 100万円〜500万円 |
ハイクオリティなCM | 500万円以上 |
アニメーションCMの値段相場:50万円〜300万円以上
アニメーションを用いたCMの制作費用は、50万円からスタートし、クオリティに応じて300万円程度まで上がることがあります。
内容やアニメーションの複雑さ、使用する技術によって費用は変動します。比
較的低予算でも魅力的なCMを制作できるため、スタートアップ企業や予算を抑えたい企業に適しています。
静止画を利用したスライドショー形式でナレーションやBGMを加える簡易的なアプローチも可能で、この場合は30万円程度からの制作が見込めます。
同じCMでも、トレインCMやタクシーCM、Web CMであれば用途に応じて多少安価での制作も可能です。
実写CMの値段相場:100万円〜500万円
実写CMの制作費用は、基本的な撮影機材とセットで100万円から、より高度な撮影技術や特殊効果を要する場合は500万円を相場としています。
撮影済みの素材を使用したり、タレントではなく社員を出演させることで出演料を抑え、コストを下げる工夫も可能です。
また、Web CMの制作ではこの予算範囲内で高品質な動画を制作し、SNSや企業のホームページでの配信が主な用途となります。
ハイクオリティなCMの値段相場:500万円〜
500万円を超える予算をかけたハイクオリティなCM制作では、複雑な演出や特殊効果、有名タレントの起用が可能になります。
このレベルのCMは、商品の認知度拡大や売上増加に直結するインパクトのある映像を提供できますが、高額な制作費がかかるため、予算との相談が必須です。
特に有名タレントを起用する場合は出演料だけで5,000万円を超えることもあり、総制作費が大きく跳ね上がることを考慮する必要があります。
テレビCMの放映料金は放送局や地域によって異なる
テレビCMの放映料金は、地域や地上波か独立局か、または時間帯によっても異なります。
それぞれの放映の特色についても把握し、料金と見比べながら放映枠を検討しましょう。
地域 | 放送局名 | CM料金目安(税別) ※15秒1本あたり |
---|---|---|
北海道エリア | 札幌テレビ放送・北海道放送・北海道文化放送・北海道テレビ・テレビ北海道 | 40,000円 ~ 65,000円 |
関東エリア | (地上波)日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビジョン・テレビ朝日・テレビ東京 | 300,000円 ~ 1,000,000円 |
(独立局)東京MXテレビ・テレビ神奈川・千葉テレビ・テレビ埼玉・とちぎテレビ・群馬テレビ | 25,000円 ~ 40,000円 | |
東海エリア | (地上波)中京テレビ・中部日本放送・東海テレビ・名古屋テレビ・テレビ愛知 | 40,000円 ~ 125,000円 |
(独立局)岐阜放送・三重テレビ | 15,000円 ~ 25,000円 | |
関西エリア | (地上波)読売テレビ・毎日放送・関西テレビ・朝日放送・テレビ大阪 | 40,000円 ~ 250,000円 |
(独立局)サンテレビ・KBS京都・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山 | 15,000円 ~ 45,000円 | |
福岡エリア | 福岡放送・RKB毎日放送・テレビ西日本・九州朝日放送・TVQ九州放送 | 25,000円 ~ 60,000円 |
全国 | CS各チャンネル | 18,000円 ~ 35,000円 |
全国 | BS各局 | 50,000円 ~ 100,000円 |
※抜粋:広告ダイレクト
地上波
地上波テレビCMは、全国的に高い視聴率を持つ番組で放送されるため、広範囲の視聴者にリーチできます。
特にプライムタイム (1日の放送のうちで視聴率が最も高いとみられる視聴好適時間帯) に放送されるCMは、多くの家庭に視聴されるため、大規模な認知度向上を図ることができ、かつ信頼性の高いメディアと認識されやすくなります。
一方で、関東エリアでは30万円〜1,000万円とかなり高額の料金になるため、高コストの広告になります。
また、枠が限定されているため競争率が高く、希望する時間帯や番組でのCM放送が困難な場合があります。
ですが、トータルで見ても多くの視聴者に情報を届けることができるため、予算を多くとってもCMを出したい企業を多くあります。
独立局
独立局は地域に密着した番組内容が多いため、特定地域のターゲットにリーチしやすく、地元の視聴者に強い影響を与えられます。
また、地上波に比べて放送コストが低いため、限られた広告予算でもCMを放送することが可能な点も魅力です。
難点としては、独立局は視聴率が安定していない場合が多く、CMの影響力が予測しづらい場合があります。
CSチャンネル
CSチャンネルは特定の趣味や興味を持つ視聴者層に特化した番組を放送しているため、ターゲットを絞った効果的な広告展開が可能です。
デメリットとしては、ケーブルテレビ加入者に限られるため、地上波に比べて視聴者層が限定されること、CSチャンネル自体の認知度が低い場合があり、CMのリーチ効果を最大化することが難しいことがあげられるでしょう。
BS各局
BS放送は全国どこでも視聴可能なため、国内全域をターゲットにした広告戦略が可能です。
高画質な映像でCMを放送できるため、商品やサービスの魅力をより高いクオリティで伝えられることもメリットですね。
一方で、視聴にはBS受信設備が必要であるため、全ての世帯にリーチすることは難しく、ターゲットも絞りくいことが懸念点です。
値段を抑えてテレビCMを制作・放映するには
制作と放映、それぞれに多くの費用が必要になるテレビCM。
CMは一度きりではなく、企業の認知度を高めたり、新商品やサービスの周知をしたりと、長期的に露出をしていくことで効果が期待できますね。
長期的な無理のない運用のために、少しでも費用を抑えるポイントをまとめました。
タレント起用費用を抑える
タレントや有名人をCMに起用すると、その認知度から広告効果を高められますが、その分、費用も高額になりがちです。
費用を抑えるためには、新進気鋭のタレントやまだ認知度が低いが将来性のある人物を起用することを検討しましょう。
著名なタレントや有名人を起用する場合は、契約期間を短くするなど、重点的に訴求・アピールしたい時期のみにするなど工夫が必要です。
また、自社の社員や一般人を起用することで、リアリティあるメッセージを伝えることができ、予算を大幅に削減できます。
実写撮影のコストを抑える
実写CMは撮影場所のレンタル費用、機材のレンタル費用、スタッフの人件費など、多くの費用がかかります。
様々なコストを抑える方法として、
- 外注せず自社で撮影が可能なシーンや屋内での撮影シーンを増やす
- シーンのコマ数を極力抑える
- アニメーションやCGを利用したCMにする
などがあげられます。
初期の手間やコストはかかるものの、長期的に見れば費用対効果が高い選択肢となるでしょう。
地方CMから放映する
全国放送のCMスポットは非常に高額です。
特にターゲットが地方に集中している場合、地方局での放映がコストパフォーマンスに優れています。
地方局では放映費用が大幅に低く、ターゲットにより直接的にアプローチできるため、効果的な宣伝が可能です。
さらに、地方局での成功が実績となり、将来的に全国放送へとステップアップする足がかりにもなるため、対策を練り、段階を踏みながら効果的にアプローチできる方法を模索しましょう。
値段を抑えて効果的なテレビCM動画を制作するなら「Video Works」
企業や商品、サービスの認知度を高め、信頼性や安心感の醸成が期待できるテレビCM。
最近ではYouTubeでの配信も同時に行われることもあり、テレビ離れが叫ばれる現在でも、いまだに大きな影響力を持っています。
効果的に視聴者にアプローチするためには、放映枠はもちろんですが、何よりCM動画自体の質や話題性が重要です。
ですが、「なるべく放映枠で費用を割きたいので制作費を抑えたい」「放映枠や視聴者のターゲットに合わせて柔軟に対応してほしい」というご担当者も多いはず。
映像制作希望者とフリーのクリエイターをつなぐマッチングサービスの「Video Works」なら、高い提案力と柔軟性で、ご希望に合った動画制作が可能です。
テレビCMをはじめとした様々なジャンルの動画制作が可能
Video Worksでは、年間1,000件を超える業界最大級の制作実績を誇ります。
そのため、様々なジャンルでの制作経験も豊富で提案力のあるクリエイターが多数登録しており、テレビCMの動画制作も可能。
全国47都道府県からクリエイターが登録しているので、地方局で放映する地域密着の動画も狙いを相談しつつ制作できますね。
クリエイターのプロフィールや制作実績は、Video Worksのサイト上で簡単に確認できます。
Video Works制作実績:子供服通販サイト「devirock」プロモーション動画
▶ 柔軟性と提案力でターゲットに届く動画制作ができる ◀
最短即日で発注できる
現在10,000名を超えるクリエイターがVideo Worksに登録しているため、ご依頼に対して提案が集まりやすいことも魅力です。
そのため、条件が合えば最短即日で発注いただけることも。
また、「動画制作初心者で、相談しながら決めたい」「利用方法について教えてほしい」という方に向けて、専任のコンシェルジュによるご利用サポートもあります。
クリエイターのマッチングサポートも行っているので、サービスになれない方も、動画制作知識に自信がない方もお気軽にお問い合わせください。
発注前にクリエイターとビデオ通話等で事前打ち合わせができるので、安心してご依頼いただけます。
▶ 発注までの手間や時間を大幅に削減できる ◀
数万円から適正価格で制作依頼が出せる
Video Worksは、間に代理店をはさまないためマージンが発生せず、クリエイターに直依頼できます。
また、企画からまるごとの依頼はもちろん、編集だけ、アニメーションだけ、ナレーションだけ、といったスポット依頼も可能。
そのため、数万円〜依頼ができる案件もあります。
依頼内容を投稿して集まった案件を比較検討できるので、一社一社見積りを依頼していく必要もなく、効率的に制作を進めていけます。
▶ 必要な分だけ依頼でき多種多様な案件を依頼できる ◀
まとめ 〜テレビCMの料金は制作費用と放映費用で計算しよう〜
本記事では、テレビCMの料金や費用相場について解説しました。
制作費用と同等かそれ以上の費用が必要なのが放映費用です。
費用はかかりますが、テレビCMの反響や効果はいまだに大きく、まだまだ広告価値は高いです。
放映局や放映枠をうまく活用し、予算内でいかに効果を高めていけるか検討しながら運用していきましょう。
そして、予算を抑えながら効果的なCM動画を制作したい場合は、ぜひVideo Worksにご相談ください。
今まで出会えなかったクリエイターとの制作で、より自社のブランド性を高める動画を制作しましょう。
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